2018年に起こった大阪富田林警察署脱走事件。
容疑者の樋田淳也は49日もの間逃走劇を繰り広げました。
49日もの間警察の目をくぐり抜けながら逃走劇を続けた樋田淳也被告はどのような生い立ちを辿ってきたのでしょうか。
この記事では大阪富田林署脱走事件の元々の罪と、犯人の樋田淳也の生い立ちと現在についてまとめてあります。
樋田淳也の元々の罪
大阪富田林署脱走事件が起きる前に、そもそも樋田淳也被告は何を犯して大阪富田林警察署に勾留されていたのでしょうか?
まずは、樋田淳也被告が逮捕された罪を振り返ってみましょう。
樋田淳也被告は2018年5月25日に盗んだバイクを保管していたとして窃盗の容疑で大阪府松原市内で現行犯逮捕され、大坂府富田林警察署の拘留所に入れられました。
樋田淳也被告の富田署脱走事件にきっかとなった元々の罪は、バイクの窃盗容疑でした。
この時点で樋田淳也被告は前科がありました。
樋田淳也被告は2013年~2018年5月までに大阪府内でひったくりを16件。
被害総額はおおよそ277万円相当。
その他にも10代から20代の女性のマンションの部屋に忍び込み強制性交罪に問われ4度の逮捕歴があったのです。
そして2018年4月末に刑務所から出所したばかりだったのです。
刑務所に収監されても懲りずに窃盗などの罪を繰り返していた樋田淳也被告は根っからのワルだったようです。
大阪富田林署脱走事件が起こったのは、バイクの窃盗罪で逮捕され大阪富田林警察署に勾留中の樋田淳也被告が弁護士と面会を終えた後に、面接室の仕切り板を壊して外へと逃走したことが始まりでした。
弁護士と面会後に仕切り板を壊して、10センチほどの隙間から逃走に成功。
樋田淳也被告はこの脱走は計画的だったようで、面会した際に担当弁護士に面会が終わったことを警察官に告げないでと伝えていたとのこと。
また冨田林警察署の対応にも抜け目があったことは明白で、当時署員が留置場にスマートフォンを持ち込んでおり、業務に関係ないことに使用していたことで、樋田淳也被告の脱走に気づいたのは脱走から1時間半後のことだったと言います。
大阪府警は3000人体制で捜査を開始。
防犯カメラや目撃情報から逮捕につながる有力情報が得られるものの、樋田淳也被告は警察の目をかいくぐり逃走を続けます。
逃走中の樋田淳也被告は西に向かう中で香川県では電動カミソリ、山口県では文庫本9冊を、その他にも万引きや盗みを繰り返しながら逃走を継続。
逃走中には警察官から数回に渡り職務質問を受けていたとのこと。
慌てると怪しまれるとのことで、堂々と自然に答えていたそうです。
樋田淳也被告の逃走は49日間に渡りました。
逃走から49日目の2018年9月29日に山口県周南市の道の駅「ソレーネ周南」で身柄を抑えられ逮捕に至っています。
道の駅「ソレーネ周南」で逮捕のきっかけとなったのは、私服の女性警備員が会計をせずに商品を持って外に出ようとした樋田淳也被告を呼び止め、事務所に連れていったことでした。
樋田淳也被告は万引きを否定し、警察官を呼ぼうとした警備員に対して「呼ぶな」と抵抗をし逃走する素振りを見せたため、警備員が取り押さえました。
こうして49日間に渡る樋田淳也被告の逃走は終止符が打たれました。
樋田淳也被告の生い立ち
樋田淳也被告の生い立ちは裕福だと言われている部分もあるようです。
実家が地主だとの情報も出ています。
樋田淳也被告の生い立ちは、大坂府松原市に3人兄弟の次男として誕生。
父親は清掃員として松原市の職員として勤務してたそうです。
つまり公務員ですね。
その他に母親と一つ年上のお兄さんと妹の5人家族に育っています。
樋田淳也被告の父親は淳也被告が20歳の頃に病死したそうです。
樋田淳也被告の実家が地主との情報がありますが、父親は松原市の市の職員として清掃員として働いており、経済的には困窮している環境ではなかったようです。
樋田淳也被告の兄と妹に関しては真面目な性格のようで、樋田淳也被告が脱走事件を起こした当時、お兄さんは介護職として働いており、妹は大学生でした。
樋田淳也被告に関しての近所の評判は悪かったようです。
と言うのも中学生の頃から不良グループのような友人と付き合っていたとのこと。
また、小学生の頃には祖父母の家からお金を持ち出しては友人に奢っていたそうです。
樋田淳也被告は近所からは要注意人物として警戒されていたようです。
樋田淳也被告の学歴
樋田淳也被告の学歴です。
●大阪府松原市立恵我小学校
●大阪府松原市立第七中学校
●大阪府の工業高校中退
松原市の地元の小学、中学を卒業してから高校は大阪府の工業高校に進学しています。
学生時代の樋田淳也被告の将来の夢は自衛官だったとのこと。
樋田淳也被告は高校時代に車を盗んだことが発覚し、退学となっています。
車の窃盗をした樋田淳也被告と仲間はそのまま少年院送りに。
少年院から出所した樋田淳也被告は、出所後も窃盗を繰り返し盗んだモノは売りさばいては現金化しながら生活をしていました。
その度に逮捕され刑務所に収監されるという人生を歩んでいました。
そして後に冨田署脱走事件へと繋がっています。
樋田淳也被告にとってモノを盗むという行為に罪悪感は全くないようです。
樋田淳也被告の素性そのものが悪の塊と言っても過言ではなさそうですね。
樋田淳也被告は2021年7月に懲役17年の実刑が下されました。
2018年8月に脱走事件を起こした当時の樋田淳也被告は30歳。
2022年で34歳になるようです。
樋田淳也被告は現在、大阪刑務所に収監されているとのことです。
樋田淳也被告の根っからの悪は更生されるのでしょうか?
まとめ
大阪府富田林警察署脱走事件について、樋田淳也被告の元々の罪や生い立ちいついて紹介しました。
最後までお読み下さりありがとうございます。
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