アトランタオリンピック爆破テロ事件の真犯人は?リチャードジュエルのその後も

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1996年に開催されたアトランタオリンピック。

4年に一度のポーツの祭典で爆破テロ事件が発生。

アトランタオリンピック爆破テロ事件では2名の死者と100人以上の負傷者が出ています。

アトランタオリンピック爆破テロ事件では警備員のリチャードジュエルに不審の目が向けられます。

オリンピックと言う4年に一度のスポーツの祭典で大胆にも爆破テロ事件を起こした真犯人は一体誰なのでしょうか?

この記事ではアトランタオリンピック爆破テロ事件の詳細と真犯人についてまとめています。

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アトランタオリンピック爆破テロ事件の詳細

1996年7月27日にアトランタオリンピックの開催に伴い、ジョージア州にあるセンテニアル・オリンピック公園の敷地内に3個のパイプ爆弾が仕掛けられ爆発。

この爆発によって二人の命が犠牲になり、100名以上が負傷しています。

この爆破事件では警備員のリチャード・ジュエルがいち早く3個のパイプ爆弾を不審物として発見しており、周囲の人々を立ち退かせたことで、犠牲者を最小限に抑えることが出来たのです。

リチャード・ジュエルは1996年のアトランタオリンピックが開催されている間、警備員としての職に就きました。

リチャード・ジュエルの当時の年齢は34歳。

アトランタオリンピック開催中の1996年7月27日、センテニアル・オリンピック公園のベンチの下に不審なパックパックが置かれていることを警備員のリチャード・ジュエルが発見。

リチャード・ジュエルは直ぐにジョージニア州捜査局の捜査員に通報し、周囲にいた人々を立ち退かせました。

その13分後にベンチ下のバックパックの中のパイプ爆弾が爆発。

2名が犠牲になりましたが、リチャード・ジュエルの不審物の発見で犠牲者を最小限にとどめることが出来たのです。

このパイプ爆弾が爆発した9分後に911番(緊急通報電話番号)に爆破予告の通報が入りました。

この爆破事件で不審物に一早く気づいた警備員のリチャード・ジュエルは英雄として称賛されました。

しかし、爆破事件から3日後、英雄として称賛された警備員のリチャード・ジュエルに容疑者の疑いがかけられます。

FBIが犯罪プロファイルに基づき、リチャード・ジュエルを容疑者として扱っていることが明るみになったのです。

メディアはリチャード・ジュエルが爆弾を発見することで、英雄になるために爆弾を仕掛けたと推測し始めました。

リチャード・ジュエルは正式に起訴されることはありませんでしたが、2度に渡り家宅捜査をし、24時間体制で監視され続け精神的に極限まで追い込まれる事態となってしまったのです。

後にリチャード・ジュエルの弁護士が元FBI捜査官を雇い、ポリグラフを実施してリチャード・ジュエルは合格し、1996年10月にリチャード・ジュエルの容疑は晴れました。

リチャード・ジュエルは2003年にFBIから無実の証明を受けましたが、その名誉は完全に回復されることはなかったと言います。

リチャード・ジュエルの無実が証明されてから、リチャード・ジュエルは法務執行官になることを目指し、保安官の仕事に就いています。

また、マスコミに対して名誉棄損で訴え、裁判で和解金を受け取ったそうです。

リチャード・ジュエルは、2007年に糖尿病とそれに伴う合併症により44歳の若さでこの世を去っています。

2021年11月に事件の現場には、リチャード・ジュエルを含む救助に奔走した人物を称えると共に犠牲者を悼む慰霊碑が建てられています。

リチャード・ジュエルは不審物の第一発見者として警察に事件の通報を行い、爆発する前に多くの人を避難させたことで、多くの人の命を救うことが出来ました。

しかし、第一発見者として爆弾を仕掛けた犯人としての容疑がかけられてしまいました。

この事件では法執行機関と報道機関の行き過ぎた象徴として浮き彫りになったのです。

冤罪とも言えるアトランタオリンピック爆破事件は、2019年に「リチャード・ジュエル」と題されて映画化されています。

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アトランタオリンピック爆破事件の真犯人

リチャード・ジュエルの容疑は晴れ、無罪が証明されました。

アトランタオリンピック爆破事件の真犯人は、センテニアル・オリンピック公園のベンチ下に置かれたパイプ爆弾が爆発してから9分後に911番(緊急通報電話番号)に爆破予告を行ったエリック・ルドルフでした。

エリック・ルドルフは事件から7年後の2003年に逮捕に至っています。

エリック・ルドルフは元アメリカ陸軍兵士で爆弾に詳しいキリスト教原理主義者だったと言われています。

エリック・ルドルフはアトランタオリンピック爆破事件後も数々の爆破テロを起こしています。

●1997年1月16日: 中絶を行ったアトランタの診療所を爆破

             7名が負傷

●1997年2月: アトランタのレズビアンナイトクラブで爆破

          4名が負傷

●1998年1月29日: アラバマ州バーミンガム女性保健クリニックで爆破

             警備員が死亡し、看護師が重症

エリック・ルドルフは、アトランタオリンピック爆破事件を含めて4件の爆破事件を起こし、5年以上の逃亡の末に2003年5月31日にノースカロライナ州の食料品店のゴミ箱をあさっているところを警察官に見つかり逮捕されました。

エリック・ルドルフの犯行の動機は何だったのでしょうか?

エリック・ルドルフは宗教的思想により、同性愛や中絶に反対だったとのこと。

エリック・ルドルフはアトランタオリンピックが中絶賛成を推奨する祭典だと思い込み、爆破事件を起こしたということです。

また、中絶と同性愛に反対していたことで、クリニックや同性愛者のバーを爆破しています。

逮捕後のエリック・ルドルフは容疑は認めましたが、「中絶は殺人」と主張し中絶を認めているアメリカ政府は間違っていると主張したと言うことです。

エリック・ルドルフは終身刑を言い渡され、コロラド州フィレンツェのスーパーマックス連邦刑務所に送られたと言うことです。

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まとめ

アトランタオリンピック爆破事件の詳細と真犯人について紹介しました。

不審物の第一発見者のリチャード・ジュエルは英雄から一変し、容疑の目が向けられました。

冤罪とも言えるアトランタオリンピック爆破事件は、実話を元に映画化されるほど注目を集めた事件でもありました。

リチャード・ジュエルのご冥福をお祈りいたします。

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