矢沢永吉の35億円詐欺事件の詳細は?犯人は信頼してた人物だった

スポンサーリンク
この記事にはプロモーションが含まれています。

日本を代表するロック歌手、矢沢永吉さん。

矢沢永吉さんは、過去に35億円の詐欺事件の被害に遭っていたことをご存知の方はあまりいないのではないでしょうか?

35億円もの巨額な詐欺事件によって矢沢永吉さんは一瞬にして35億円の借金を背負うことになってしまたのです。

この記事では矢沢永吉さんの35億円の詐欺事件の詳細と犯人についてまとめてあります。

スポンサーリンク

矢沢永吉の35億円詐欺事件の詳細

矢沢永吉さんにとって黄金期となった1980年代。

ロックスターとしての地位を盤石に築き上げた時代です。

そんな黄金期に矢沢永吉さんは35億円もの巨額な借金を一気に背負うこととなってしまう事件が身に降りかかりました。

矢沢永吉さんはどのような経緯で35億円の詐欺事件の被害に遭ってしまったのでしょうか?

ことの始まりは、矢沢永吉さんの「音楽に通じて色々なことにチャレンジ出来る場所を作ろう!」と言う音楽好きな人のための施設を作ろうとする熱い思いでした。

1987年、音楽にチャレンジ出来る場所を作ろうと矢沢永吉さんは当時信頼していた仲間と意気投合。

矢沢永吉さんは、ずっと惹かれていたというオーストラリアのゴールドコーストにレコーディングスタジオや音楽スクールを兼ね備えた施設を作るという計画を練り始めます。

その時、矢沢永吉さんは二人の日本人をビジネスのパートナーとして音楽施設の設立に協力してもらうことになったのです。

矢沢永吉さんのビジネスパートナーとなったのがこの二人。

●河田博己(かわだ ひろき): 事件当時37歳

●福里陽亘(ふくさとはるのぶ):事件当時50歳

矢沢永吉さんの詐欺事件で主犯格となったのは河田博己だったと言います。

河田は元々ハワイでツアーコンダクターをやっており、英語が堪能だったとのこと。

もう一人の福里はさいたま市出身で不動産業を営んでいたそうです。

2人は矢沢永吉さんよりも年上だったこともあり、矢沢永吉さんもすっかり二人を信頼しきっていたようです。

逆手に取るように、英語が堪能な主犯格と不動産に詳しい人物によって詐欺事件は粛々と行われて行ったのです。

憧れのゴールドコースと音楽の施設を建設する計画は、現地の土地と建物の購入からスタートしました。

矢沢永吉さんはゴールドコーストの一等地、サーファーズパラダイス地区の一角にある土地とその敷地内に建っていたビルを購入しました。

●1万平方メートルの敷地 20億円

●敷地内のビルの建物 11億円

●プロジェクト資金として4億円

合計35億円をかけて矢沢永吉さんの音楽にチャレンジ出来る場所を作るプロジェクトは始まったのです。

矢沢永吉さんは前述した信頼していた二人の日本人男性を現地のスタッフとして雇う関係でプロジェクトはスタートしていきました。

ところが、実際にプロジェクトが始まると二人の男性は、矢沢さんから託された資金を自分のお金のように使っていたと言います。

また矢沢永吉さんに無断で31億円で購入した土地とビルを担保に銀行から融資を受け、違うビジネスを始めていたのです。

しかし、銀行から受けた融資は返済は困難に陥り、やがては返済不可能となってしまったのです。

借金の返済が出来なくなったため、担保にしていたプロジェクトの為に購入した土地とビルは他人の手に渡ってしまいました。

一瞬にして矢沢永吉さんには35億円もの借金を背負うこととなってしまったのです。

男性二人は矢沢永吉さんには虚偽の報告書を定期的に送っていたと言います。

矢沢永吉さんは1998年3月にオーストラリア証券監視委員会に被害額35億円の詐欺横領事件として告訴しています。

当時、オーストラリアでは史上2番目の大きさの被害額だったと言います。

矢沢永吉さんを裏切り騙した河田と福里はその後、逮捕起訴され2003年に判決が言い渡されています。

●河田博己(判決当時53歳): 禁固10年

●福里陽亘(判決当時66歳): 禁固4年

主犯格だった河田博己には思い判決が言い渡されました。

その後、河田は判決から3年4か月後の2006年に仮出所。

福里は判決から1年後の2004年に仮出所しています。

この判決に対して矢沢永吉さんは、「裁判は茶番だね。」と不服に思いながら吐き捨てたと言います。

2人の判決以上に矢沢永吉さんの背負った借金35億円は重くのしかかっていたことでしょう。

スポンサーリンク

詐欺事件後の矢沢永吉

心から信頼しきっていた人からの裏切りで、矢沢永吉さんは疲労困憊したようで、一時はお酒に溺れる生活に陥ったと言います。

35億円もの借金を背負った矢沢永吉さんは、髪の毛は抜け過呼吸寸前の状態に。

矢沢永吉さんを裏切った人物も勿論許せなかったけれど、それ以上に自分自身に対しても悔しかったと言います。

そして、矢沢永吉さんは当時のことを「普通だったら35億円もの借金でギブアップしかない。もう立ち直れない。」と述べています。

しかし、矢沢永吉さんは奥さんやファンの支えで借金返済を決意。

その後、ライブ活動、CM、映画、バラエティーなど来る仕事はなんでも拒まずに精力的にこなし、15年から16年かけて借金を返済したのです。

35億円もの借金を完済しただけでなく、矢沢永吉さんは裏切りにより置き去りになっていた音楽をチャレンジ出来る場所を作るという夢を実現したのです。

矢沢永吉さんは都内に音楽スタジオを兼ねたビルを15億円で建設。

矢沢永吉さんは、詐欺事件で得た教訓を次のように述べています。

「僕は皆さんにも言いたいね。

リストラされたって、借金を背負ったってそれは役だと思え。

苦しいけど死んだら終わりだから、本気でその役を生き切れ。

つまり視点を変えれば、気持ちが切り変わるってことなんだ」

引用元:エキサイトニュース

矢沢永吉さんのカッコ良さがぎゅっと凝縮されたような言葉。

矢沢永吉さんの人柄そのものが全てカッコいいですね。

スポンサーリンク

まとめ

矢沢永吉さんが過去に35億円の詐欺事件の被害に遭っていたことの詳細をまとめました。

最後までお読み下さりありがとうございます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました