玉ねぎを炒めてから作り始める料理はとても多いですよね。
カレーにシチュー、ミートソース、ハンバーグ、ピラフにグラタン等々。
どんな料理にでも重宝される玉ねぎですが、厄介なことが玉ねぎを切る時に目に染みて涙が出てしまうことです。
ひどい時には目を開けていることも出来ないくらい目に染みて涙がボロボロ流れてきます。
しかも目に染みて痛いんですよね。
今回は、様々な料理を作る過程で避けては通れない玉ねぎの切り方で涙の出ない方法をまとめてみたいと思います。
また、どの方法が一番に涙を流さずに玉ねぎを切ることが出来るのか実証検証も合わせて行ってみたいと思います。
玉ねぎのを切る時に涙が出るのはなぜ?
玉ねぎを切る時に涙が出ない方法を見る前に、玉ねぎを切る時に涙が出る理由を知っておきましょう。
玉ねぎを切る時に涙が出る原因は、玉ねぎに含まれている硫化アリルという辛味成分が含まれているからなんですね。
玉ねぎを切ることによって、この辛味成分の硫化アリルが飛び散って目が刺激されて涙が出る仕組みとなっています。
なんとなく玉ねぎを切った瞬間に、シュッわと辛味成分の水分が飛び散る感じが伝わりますよね。
玉ねぎを切る時にいかにこの硫化アリルを発散させないか、また硫化アリルの成分をシャットアウトするかがカギとなってきます。
それでは、玉ねぎを切る時の涙の出ない方法を見ていきましょう!
1・切れ味の良い包丁を使う
切れ味の良い包丁を使って玉ねぎをスパッと切ることで、玉ねぎの繊維を壊さずに済み玉ねぎの辛味成分である硫化アリルの発散を抑えることが出来るということに繋がります。
切れ味の良い包丁を使うことは、料理をする上で大前提となりますね。
残念ながらいくら切れ味の良い包丁を使用しても涙を防ぐことは不可能のように感じます。
ただ、切れない包丁を使うよりは切れ味のいい包丁を使った方が作業がはかどるといったところでしょうか?
2・冷蔵庫で冷やしてから切る
玉ねぎを冷蔵庫で冷やして切る方法ですが、玉ねぎの辛味成分の硫化アリルは揮発性なので、冷やすことによって成分が飛びにくくなると言われています。
玉ねぎを切る30分前に冷やすことでより効果的になります。
玉ねぎの皮を剥いてラップで包み、冷蔵庫で30分程冷やしてから切ります。
時間がない時や急ぎの場合は冷凍庫で冷やしてもOKです。
冷やされた玉ねぎは、常温の空気に触れるとすぐに硫化アリルの成分が出てくるため、冷蔵庫から出したらすぐに切ってしまいましょう。
この時に包丁も一緒に冷やせばより効果的だと言われています。
この冷蔵庫で玉ねぎを冷やしてから切る方法を試してみた感想ですが、私個人的には、まずまずと言ったところでした。
確かに、常温で保存しておいた玉ねぎを切る時よりも目に染みずに涙を抑えられたように感じました。
ただ、こちらの冷蔵庫で玉ねぎを冷やしてから切る方法ですが、玉ねぎ1個分の量を切る場合は効果的かもしれませんが、大量の玉ねぎをまとめて切る場合は、どうしても目に染みて涙が出てしまいます。
3・水に浸しながら切る
玉ねぎの辛味成分の硫化アリルは水に溶ける性質があります。
なので玉ねぎを水に浸すことで、硫化アリル成分が溶けて辛味成分が飛び散るのを防ぐことが出来るという訳なんですね。
玉ねぎを細かく切る前に水に浸します。
あまり長く浸し過ぎると玉ねぎ自体が水っぽくなってしまうので、せいぜい10分程度浸せばOKだということです。
こちらの方法を試してみた感想は、う~ん、、、、いまひとつ。。。
水に浸しても完全に硫化アリルは溶けきれないのかな?と思います。
4・電子レンジで加熱する
玉ねぎを生で使用する場合は、電子レンジで加熱する方法はNGとなってしまいますが、元々玉ねぎを加熱するのであれば問題ないですね。
玉ねぎをレンジで加熱する場合は皮つきのままと、皮を剥いてからの二通りが可能です。
最初からか玉ねぎの皮を剥いて加熱する場合は、ラップで軽く包んでから加熱しましょう。
また、皮つきのまま加熱をする場合は、玉ねぎの頭とお尻を切り落としておきます。
そして縦に一カ所切り込みを入れてから加熱することで玉ねぎの皮がスルッと剥けるというメリットがあります。
玉ねぎをレンジで加熱する場合は、500Wで30秒程加熱すればOKです。
玉ねぎをンレンジで加熱することで、玉ねぎの甘味が増すと言われており、フライパンで玉ねぎを炒めた場合と比べるとその甘さなんと2倍も甘くなるそうです。
こちらのレンジで加熱する方法を試してみた感想ですが、個人的にはこの方法が一番効果的に感じました。
ただ、こちらの方法も、玉ねぎ1個が限界かと思います。
大量の玉ねぎを一度に切る場合は、最初はいいのですが後からジワリジワリと目に染みてきて涙が出てきました。
また、玉ねぎをレンジで加熱しても500Wで30秒では完全に玉ねぎの中心部まで火が通るわけではないため、玉ねぎの中心部にかかってくると、やはり硫化アリルの辛味成分が飛び散ってしまうように感じました。
5・割りばしを加えながら切る
割りばしを横にして口にくわえながら玉ねぎを切ると、割りばしをくわえることで口の中に唾液が出やすくなります。
唾液が出ることで、涙よりも唾液の分泌が優先されるため涙が出にくくなると言われています。
こちらの方法は、個人的にはあまり効果はありませんでした。
ただ、そのまま切るよりは若干いいのかな?くらいの程度でした。
6・鼻をティッシュでふさぎながら切る
鼻や目の粘膜が、玉ねぎの辛味成分の硫化アリルに刺激されることで涙が出る仕組みとなっています。
硫化アリルの成分は玉ねぎを切ることで飛び散り、飛び散った硫化アリルが鼻を通って目の奥に繋がり目の粘膜を刺激します。
この硫化アリルの成分を鼻から入らなくするために、鼻にティッシュを詰め込んでシャットアウトすることで、硫化アリルの侵入を防いでしまおうという作戦なんですね。
こちらの方法を試してみた結果、鼻にティッシュを詰めて鼻からの侵入を防いでも、辛味成分が目から直接入り込んでくるためか、涙を止めることは不可能でした。
ただ、こちらの方法も何も対策をせずに切るよりは、若干違うかな?という程度のような感想です。
7・ゴーグルを使用する
玉ねぎを切る時はどうしても、目に染みて涙が出てしまいますよね。
それなら目をゴーグルでガードしてしまおうと言う作戦です。
この方法は以前、花粉症用のゴーグルをかけて試してみましたが、効き目がありませんでした。
当初はゴーグルのすき間から玉ねぎの辛味成分が入り込んでしまい無駄な抵抗なんだなと思っていましたが、6番の鼻をティッシュでふさいで切る方法で述べたように、硫化アリルは鼻から入り込んで目の粘膜を刺激するということなので、目をゴーグルでガードしても、ちゃかりと鼻から侵入して目を刺激していたので、効き目がなかっということになりますね。
8・口を開けたまま切る
口を開けたまま切るというのは、5番の割りばしをくわえたまま玉ねぎを切る方法と原理は同じですね。
唾液の分泌を促して、涙よりも唾液の分泌を優先させると言う作戦になりますね。
こちらの方法も効果的にはあまり期待できないという結果でした。
なんと32種類の切り方が簡単にできる!
玉ねぎのスライスもみじん切りも!
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まとめ
玉ねぎの切り方で涙の出ない方法を実証検証してみました。
結果をまとめてみると、個人的な体質も関係するのかもしれませんが、一番効果的な方法は電子レンジで加熱する方法が一番効き目を感じられました。
ただ、せいぜい玉ねぎ1個が限界です。
大量の玉ねぎを切る場合は、どうしても目に染みて涙が出てしまいます。
それだけ、玉ねぎの硫化アリルという辛味成分は強烈なのだと思います。
しかし、少量の玉ねぎを切る時には、今回紹介した方法で十分効果はあると思います。
いくつかの方法を同時に試してみるのも効果的かもしれません。
例えば、鼻にティッシュを詰めてレンジで加熱してから切るとか、是非色々と試して一番合う方法を見つけて下さい。
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