太陽が月に覆われる天体現象の日食。
天体ファンのみならず、普段は天体に興味のない人でも数年に一度の天体現象である日食ともなると興味がそそりますね。
そんな日食ですが、2020年に見ることが出来ます!
今回は、2020年の日食(部分日食)の日にちや時間、また日本で一番日食の良く見える場所についてまとめてみたいと思います。
是非2020年の日食(部分日食)をお楽しみ下さい!
日食とは?
まずは、日食について簡単に説明しておきます。
日食とは、太陽が月に覆われて太陽が欠けて見えたり、またはすっぽりと月に隠れて太陽が見えなくなる現象のことをいいます。
月が太陽をすっぽり隠してしまう現象が皆既日食。
太陽の中に月がすっぽり入ってしまう現象を金環日食と言います。
日本で記憶に新しいのが、2012年5月21日の金環日食ですね。
みなさんはご覧になりましたか?
見事に太陽の中に月が重なり太陽のリングが見ることが出来ました。
昼間なのに薄っすらと暗くなったのも不思議な現象として記憶に残っています。
そして太陽の一部分だけが月に隠れる現象が部分日食となります。
金環日食や皆既日食ともに現象の始まりは部分日食から始まり、日食の終わりも部分日食となって終わります。
太陽が欠け始めてから、金環日食または皆既日食となり、再び太陽が元の姿に戻るまでの時間は2時間30分くらいとなっています。
月と太陽の視直径はほとんど同じであるが[注釈 1]、月の地球周回軌道および地球の公転軌道は楕円であるため、地上から見た太陽と月の視直径は常に変化する。月の視直径が太陽より大きく、太陽の全体が隠される場合を皆既日食(または皆既食。total eclipse)という。逆の場合は月の外側に太陽がはみ出して細い光輪状に見え、これを金環日食(または金環食。annular eclipse)と言う。場合によっては月と太陽の視直径が食の経路の途中でまったく同じになるため、正午に中心食となる付近で皆既日食、経路の両端では金環日食になることがあり、これを金環皆既日食(または金環皆既食。hybrid eclipse)と呼ぶが、頻度は少ない。皆既日食と金環日食および金環皆既日食を中心食と称する。
中心食では本影と金環食影が地球上に落ちて西から東に移動しその範囲内で中心食が見られ、そこから外れた地域では半影に入り太陽が部分的に隠される部分日食(または部分食)が見られる。
出典:ウキペディア
専門用語などを交えるとちょっと難しく感じてしまう日食ですが、書いて字のごとく月が太陽を隠す現象と思えばイメージがしやすいかもしれませんね。
2020年の部分日食の日時は?
なんともミステリアスな天体現象の一つの日食。
2020年には、台湾で金環日食を見ることが出来るようです。
日本では?
日本では金環日食ではなく、深い部分日食として見ることが出来るようです。
2020年の日本での日食の現れる日時は6月21日(日)夏至の夕方。
日本全地域で太陽の一部が欠ける部分日食を見ることが出来ますが、西南へ行くほど太陽が大きく欠ける深い日食を見ることが出来ます。
日本の西南と言うと、沖縄の宮古島や石垣島、日本最南端の波照間島や最西端の与那国島では、大きく欠ける深い部分日食を目にすることが出来ます。
●宮古島 PM17:16
●石垣島 PM17:16
●波照間島 PM17:16
●与那国島 PM17:15
石垣島や南西諸島では太陽が欠ける割合が9割の日食を部分日食の始まりから終わりまでを見ることが出来るというのですから、天体ファンにはたまりませんね。
また、西南諸島は本土よりも梅雨明けが早く、例年ですと6月23日頃が梅雨明けをしていますので、6月21日の天気も晴れることに期待が持たれそうですね。
ちなみに2012年の東京での金環日食では、太陽面積のおよそ88パーセントが欠けました。
2020年の日食で一番太陽が欠けると言われているのは、波照間島での部分日食で太陽面積の92パーセントが欠けるとされています。
このデータからも、2020年の部分日食の天体現象がかなり見応えのある日食であることが想像つきますね。
2020年日食の日本各地は何時?
2020年6月21日(日)の日食では、西南に行くほど太陽が大きく欠ける深い日食の現象が現れるということですが、宮古島や石垣島、八重山諸島ほどは深い日食ではないですが、日本各地でも部分日食を見ることが出来ます。
日本各地の部分日食の時間をまとめておきます。
●札幌 PM17:00
●仙台 PM17:07
●東京 PM17:10
●大阪 PM17:10
●福岡 PM17:09
●那覇 PM17:16
日本各地でも日食は楽しめそうですが、深い部分日食を見るならせっかくなので、宮古島や石垣島、南西諸島へ出かけてみるのもいいですね。
2020年6月21日(日)夏至の夕方、皆さんはどこでスタンバイしますか?
まとめ
2020年の天体現象の一つである日食について、日本で観れる場所や時間についてまとめました。
是非、日食を堪能して下さい!
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