2022年の24時間テレビでチャリティーランナーに決定したタレントの兼近大樹さん。
EXITの相方りんたろーさんと共に大ブレイク中ですが、ここまでの道のりはけして順調ではありませんでした。
現在は明るく親しみやすい人柄で大人気の兼近大樹さんはどのような生い立ちを辿ってきたのでしょうか?
この記事では兼近大樹さんの生い立ちについてまとめてあります。
兼近大樹の生い立ち
まずは兼近大樹さんのプロフィールから紹介します。
- 生年月日: 1991年5月11日(2022年で31歳)
- 出身地: 北海道札幌市北区
- 身長: 172センチ
- 体重: 60キロ
- 血液型: O型
兼近大樹さんは2022年で31歳、札幌市の出身です。
兼近大樹さんは建設業を営む父親の元に4人兄弟の第三子として誕生しています。
お兄さん、お姉さん、大樹さん、妹さんの4人兄弟です。
父親が建設業を営んでいたとのことで、裕福な家庭環境に育ったと思われますが、実は父親の会社は倒産。
一瞬にして極貧生活を強いられる環境となってしまったのです。
父親は捕まえたクワガタを一匹50円で売って生活費の足しにしていたとのエピソードもあります。
兼近大樹さんが中学生の時に両親は離婚。
離婚の原因は母親の不倫説との情報もありますが、父親の散財も一つの原因との理由もあります。
真相は不明です。
両親の離婚後、大樹さんと妹さんは母親に引き取られます。
兼近大樹さんは小学1年生から中学3年生まで野球少年でした。
野球はとても上手だったようで中学生の時に札幌大会ではチームの優勝に貢献されています。
ポジションは1番で遊撃手だったとのこと。
野球では目立つ存在だったようで、野球部の強豪校からスカウトされています。
しかし高校進学を目前にして兼近大樹さんの家庭環境は母子家庭で貧困状態でした。
中学時代は既に家計のためと早朝の新聞配達のバイトを経験。
自分の家庭環境をよく理解していた兼近大樹さんは、札幌市の野球の強豪校からのスカウトを断ります。
そして少しでも家計のためにと、日中仕事の出来る定時制の高校進学を選択します。
兼近大樹さんは日中はとび職として働き、夜は定時制の高校に通うという生活をスタートさせています。
この頃、母親も懸命に働いていました。
昼は工場勤務、夜はスナック。
深夜にヘトヘトになって帰ってくると、翌朝には工場に働きに行くという過酷な生活を送っていたのです。
そんな兼近大樹さんの母親は、逆境を幸せに変換する達人でした。
素晴らしい人柄です!
思うように物事が進まなかったり最悪の状態になったと時に、つい卑屈になってしまいがちですが、兼近大樹さんの母親はどん底の生活の中でも、小さな事で幸せになる方法を熟知していたのです。
エピソードを紹介します。
●クリスマスの朝に枕元にサンタクロースからの手紙を置いておいた。手紙の内容は「サンタクロースです。来ました。」の一言が。
●食材の節約のため、大量のモヤシを買い込んでモヤシを茹でてモヤシパーティーをした。
●誕生日のケーキを買うお金がなかったので、姉が「夜空の星がローソクだよ。」と言って、星空に向かって息を」吹きかけた。
現在、自分の置かれた状況の中で最善の方法を見出していく才能は素晴らしいと思います。
そんな極貧生活を送って行く中で、兼近大樹さんの妹が高校進学の時期を迎えていました。
兼近大樹さんは妹の高校進学のために、自ら定時制の高校を中退する決断をしています。
全て妹のため。
定時制高校を中退した兼近大樹さんは本格的に働き出します。
大樹さんは給料の一部を妹さんの学費に充てたとのこと。
やがて、兼近大樹さんはより良い給料をもらえるところということで、ホストの世界にも足を踏み入れています。
そして兼近大樹さんは気づいた時には前科2犯となっていたのです。
兼近大樹の犯罪歴
兼近大樹さんを検索すると「犯罪歴」と言うキーワードが出てきます。
実は兼近大樹さんは10代後半にかけて2度の逮捕歴があったのです。
2019年9月12日号の週刊文春で兼近大樹さんの過去の犯罪歴について取り上げています。
一度目の逮捕となったのは、2011年で兼近大樹さんが19歳の時でした。
犯行内容が19歳の女子学生に出会い系サイトで知り合た男性とみだらな行為をさせ、現金を受け取ったとされ売春あっせんの容疑で逮捕されています。
一度目の逮捕から8か月後には窃盗容疑で逮捕されています。
なんでも元ホストクラブの従業員のマンションに忍び込み1000万円の入った金庫を盗んだ疑いで逮捕されたのです。
この窃盗事件の背景には主犯格がおり、兼近大樹さんは利用された立場だたようで10日間の勾留で不起訴処分となっています。
週刊文春に過去の逮捕歴を掲載された兼近大樹さんは、素直に認めSNS上で謝罪されています。
兼近大樹さんの過去の犯罪歴。
不思議なことに兼近大樹さんはこのような致命的な報道が出てしまったにもかかわらず、兼近さんの人気はうなぎ登りです。
その理由は兼近大樹さんの人柄が大きいでしょうか?
人気が出ても奢ることなく、愛される人柄であることが要因しているかのように思います。
そして過去の貧乏を嫌と言うほど経験したことも大きいかもしれません。
兼近大樹さんはどん底を味わったからこそ強いですし、人にも優しくなれるのかもしれません。
何度も言うようですが、どん底を経験したからこそ兼近大樹さんの人としての魅力が自然に人柄に出ているかのように思えてなりません。
兼近大樹が芸人を目指すことになった理由
兼近大樹さんは前述した通り逮捕歴が2度ほどあります。
兼近大樹さんが芸人を目指すきっかけとなったのは、この逮捕歴があったからと言っても過言ではありません。
と言うのも、兼近大樹さんが勾留されているときに友人がピースの又吉直樹の本「第2図書係補佐」を差し入れしたそうです。
又吉直樹さんの「第2図書係補佐」を読んだ兼近大樹さんは芸人になることを決心。
当時、兼近大樹さんを逮捕した刑事さんに「芸人になりたい。」と打ち明けたところ、その刑事さんから「芸人になりたいなら東京に行ってみたらどうだ。今までの友人とは縁を切れ!」と後押ししてくれたそうです。
兼近大樹さんは自分は死んだという噂を流して北海道を後にしたそうです。
母親には「売れるまで帰らない」と伝え上京しています。
兼近大樹さんの人生を変えた又吉直樹さんの「第2図書係補佐」がこちら。
上京してからの金近大樹さんは半年間渋谷駅近くの宮下公園でホームレスを経験したと言います。
毎朝5時から6時にかけての炊き出しで食い繋いだそうです。
そして19期生としてNSC東京校に入校。
2017年12月22日にりんたろーさんとEXITを結成。
2019年にはチャラ男芸人として大ブレイクを果たしています。
又吉直樹さんの一冊の本によって兼近大樹さんの人生は変わりました。
そして定時制高校中退でチャラ男のキャラを全面的に出していますが、実は兼近大樹さんは読書が大好きになり、最近は兼近さん本人が本を出版するまでに至っています。
兼近大樹さんの本は、沢山の人が涙を流しながら読破したと評判で、もしかしたら今度は兼近大樹さんの著書によって人生を変えることの出来る人がたくさん出てくるかもしれません。
兼近大樹さんの評判の著書がこちら。
まとめ
大ブレイク中のEXITの兼近大樹さんの生い立ちを犯罪歴について紹介しました。
今後の兼近大樹さんの活躍を楽しみにしております。
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