上高地は、一度は行ってみたい憧れの観光地ですね。
この度、念願かなって上高地の日帰りの旅を楽しんできました。
上高地に行く前は、上高地は何となく敷居が高そうなイメージがあり、本格的な登山をする心構えでいましたが、実際に上高地に行ってみるとそんな心配はよそに、初心者や小さな子供連れでも十分に散策が楽しめる初心者向けの観光モデルコースがありました。
今回は、上高地が初めていう方に初心者向けや子連れでも十分楽しめる上高地の観光モデルコースをまとめてみました。
また、上高地を観光する際に服装も悩むところかと思いますが、実際に上高地を観光して感じた上高地での服装についても合わせてお伝えします。
これから上高地の観光を計画している方のモデルコースや服装の参考になれればと思います。
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上高地の基礎知識
上高地とは、長野県の西部に位置する飛騨山脈南部の梓川上流の景勝地です。
上高地は中部山岳国立公園の一部で、昭和27年(1952年)に国の文化財(特別名勝、特別天然記念物)に指定されています。
上高地は長野県松本市に属しており、穂高連峰や槍ヶ岳の登山基地にもなっているんですね。
上高地は北アルプスの谷間にあり、大正池から横尾まで梓川に沿って縦長に前後約10キロメートルに及ぶ広さとなっています。
この10キロメートルの範囲にそれぞれの見どころとなる池や橋が点在しています。
一日ではとても歩ききれませんし、上高地が初めての方はどのようなコースで歩いたらいいのか迷ってしまいますよね。
この後で、初心者や子連れにおススメの上高地の観光ルートをお伝えしますが、その前に上高地までの大切なアクセスについてお伝えします。
上高地へのアクセス
上高地は通年マイカー規制が行われております。
つまり、上高地まで自家用車では入れません。
長野県松本市方面から入る場合は、途中の沢渡駐車場からシャトルバスかタクシーを利用します。
一方、岐阜県側から入る場合は平湯駐車場からシャトルバスかタクシーを利用します。
シャトルバスやタクシーで上高地に入る際には、上高地の観光ルートを事前に決めておいた方が良いです。
上高地の観光ルートによって、バスやタクシーの降車場所が変わってきますので、この後お伝えする初心者向け、子連れ向けの観光モデルコースを参考に降車場所を把握しておくと良いですよ。
ちなみに私が今回上高地に行ったのは、バスツアーを利用して行きました。
バスツアーでも十分に上高地の散策を楽しむことが出来ました。
上高地の観光モデルコース初心者向け
それでは、上高地の初心者や子連れにおススメの観光ルートをお伝えします。
梓川に沿って縦長10キロに及ぶ上高地には、色々な見どころが点在しています。
初心者や子連れで散策するのにおススメ観光モデルコースは、
大正池→田代池→田代橋→ウェストン碑→河童橋
です。
大正池→田代池→田代橋→ウェストン碑→河童橋までの散策所要時間は、1時間30分程度です。
かなりゆっくり歩いても2時間みれば十分です。
また大正池から河童橋までのコースは、道も平たんで小さなお子様でも無理せずに歩き通せます。
参考までにシャトルバスで上高地に入る際に、降車場所は大正池入り口の大正池ホテルか上高地帝国ホテルまたは、最終のバスターミナルの3カ所となっています。
目的別で降りる場所が違ってきます。
上高地見どころ
それでは、参考までに上高地の初心者や子連れにおススメの観光ルート、大正池から河童橋までの見どころをお伝えします。
大正池
上高地の入り口大正池上高地の入り口となる大正池です。
上高地に入って最初に目にする大正池。
「上高地に来たんだな~!」と感動の瞬間です。
大正池は、大正4年の焼岳の噴火によって梓川がせき止められて出来た池で、立ち枯れた木が神秘的な風景となています。
また大正池の正面には焼岳が広がっており、圧巻です。
焼岳の眺め大正池を拠点に上高地の散策がスタートです!
参考までに上高地内のトイレは維持管理費として100円かかります。
トイレの入り口に募金箱のような箱があるので、その箱に入れるシステムとなっています。
この大正池のバス停を降りたところにトイレがありますが、ここのトイレは無料で使えますので、ますはここで済ませておくと良いですよ。
大正池から田代池、田代橋までの散策ルートは梓川の透明な流れと森林浴が楽しめるルートとなています。
田代池
大正池から田代池まではおおよそ20分。
森林浴を楽しみながら歩いたら最初の分岐点に出ますが、分岐点を左に100メートルくらい入るとそこが田代池です。
浅くゆったりとした流れの田代池の周辺には、田代湿原が広がっています。
透き通る水面の田代池は、絶好の撮影スポットです!
田代池から田代橋を目指しますが、ここから二俣にわかれていて、梓川沿いのコースか林間コースのどちらかを歩きますが、所要時間はどちらを通っても20分程度で、田代橋に到着します。
私は、梓川沿いを歩きました。
梓川の透き通る川の流れがとてもきれいでした。
田代橋
田代橋に到着すると、ここから5分程左に入ると上高地帝国ホテルがあります。
ものは試しと思い、上高地帝国ホテルまで足を延ばしてみました。
赤い屋根が目印の格調高い上高地ホテル。
ホテル内のレストランが営業しており、レストランの入り口には数名待っている方がいらっしゃいました。
メニューの看板が入り口に出てましたが、お値段も場所柄それなりでした。
上高地の帝国ホテルでの優雅な時間を楽しむことを目的で行く方は、贅沢な一時を過ごせるでしょう。
ちょっと寄り道でしたが、上高地帝国ホテルを見てきました。
梓川にかかる田代橋も撮影スポットになっています。
田代橋から見える穂高連峰が素晴らしいですよ。
田代橋から河童橋までは、梓川を挟んで梓川右岸道と梓川左岸道に分かれますが、どちらのコースを歩いても最終的に河童橋でつながります。
梓川左岸道を20分くらい歩くとバスターミナルがあります。
梓川右岸道を進むとウェストン碑があり、私は梓川右岸道を進んでみました。
ウェストン碑
田代橋から5分も歩くとウェストン碑です。
思ったよりも目立たないので、人だかりがなければもしかしたら見過ごしてしまいそうな程です。
ウェストン碑は、明治時代に日本アルプスに魅了され、上高地を世界に広めた功労者をルター・ウェストン氏の碑です。
ウェストン碑のある梓川右岸道には数件のホテルがあり、梓川の眺めもとてもきれいです。
右岸道を進むとだんだに人だかりが目に入ってきますが、そこが上高地のシンボルとなっている河童橋となります。
河童橋
上高地のシンボル河童橋。
最初に目に入ってきた印象は思ったよりも小さい!です。
写真で見た河童橋のイメージよりもかなり小さく感じました。
人だかりも多かったせいでしょうか?
それでも、やはり憧れの上高地ということで感動的でした。
河童橋は吊り端になっているので、歩くと少し揺れるんですね。
また、河童橋周辺にはお土産屋さんもあり、大変賑わっていました。
なかでも列を作っていたのが、河童橋のふもとのにあるカフェテリア・トワサンクでした。
カフェテリア・トワサンクのアップルパイが人気のようですが、ここでお茶をするだけでなくお土産に持ち帰ることも出来るということでしたが、残念ながら完売で購入できませんでした。
参考までに散策前に予約をしておいて、帰りに焼きあがったアップルパイを持ち帰ると良いそうですよ。
清水橋
河童橋周辺はベンチも数か所あり、お弁当を広げている家族連れの方もたくさんいました。
河童橋からほんの少し奥に進むととても小さな清水橋があります。
とても小さな橋ですが、ここの清水川の流れが本当にきれいなので、おススメです。
清水川の中に生えている草(何という植物か分かりません)が、川の流れになびいており、川全体が緑色に見えるんですね。
そこに光が差し込んで本当に奇麗です。
河童橋から数十メートル先なので、是非見て欲しいスポットです。
初心者や子連れ向けの上高地の観光ルートをまとめてみました。
大正池から河童橋までの観光ルートで、十分に上高地の魅力を堪能いただけると思います。
上高地観光の服装
上高地へ観光に行かる際に服装は悩むところかと思います。
私が上高地に行ったのは8月に下旬。
上高地に到着した際の気温は20度Cでした。
少し風がふくと肌寒く感じるほどでした。
夏場でも羽織るものは必須ですね。
また、上高地ということで本格的な登山のスタイルで行く必要があるのかとても不安でしたけれど、実際に上高地に行ってみての感想は、革靴やハイヒールでなければなんでもOKだと思います。
今回、私がおススメした初心者向けの観光ルートはずっと平たんですし、きれいに整備されています。
大正池付近では石がゴロゴロとしていましたが、それ以外は歩きやすいルートでした。
ちなみに私の前を歩いていたのは、見るからに添乗員らしき男性で、革靴にスラックス、手には書類が入っていそうな鞄をぶら下げて歩いていました。
さすがに周りからは浮いていましたが、でもそのような服装でも全然問題なく歩けてしまう程です。
若い女子は、ロングワンピースを素敵に着こなしていた方もいますし、ロングスカートで散策を楽しんでいた女子もいました。
ジーンズでも全然問題ないですね!
印象として上高地は、大自然の中の都会と言った雰囲気です。
上高地に到着してしまえば、特に河童橋周辺は人の多い都会の街と言った雰囲気さえ感じました。
上高地に観光で行かれる際の服装の注意点としては、やはり上高地は気温が低いという点をしっかり頭に入れておいや方がいいでしょう。
ちょっと暑いかな?と思うくらいの服装の準備をしていくと良いと思います。
上高地についての更なる情報や画像、口コミはこちらから見れます。
まとめ
上高地の初心者や子供連れにおススメの観光ルートと、服装についてまとめました。
実際に私が行ってみての感想でした。
また、今回は足を延ばせなかった明神池も機会をみて訪れてみたいと思います。
みなさんも是非、神秘的な上高地の旅をお楽しみ下さい。
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