ジャガイモの植え付け方法です。
ジャガイモの植え付けの一番の楽しみは、何と言ってもジャガイモ掘りの楽しさと、「もう出来たかな?まだかな?」と思うくらいの時期に、新ジャガを一足早く掘って食べることに尽きると思います。
ジャガイモの植え付け方法は、初心者でも簡単に挑戦できます。
今年は、ジャガイモの植え付けに挑戦してみませんか?
ジャガイモの植え付け方法は、本などを参考にすると土壌のPH調整など何やら難しそうな言葉が出てきて、ちょっとハードルが高そうに感じてしまいますね。
ジャガイモの植え付け方法は、そんなに難しく考える必要はありません。
簡単に育てるには、農家さんに聞くのが一番です。
今回は、農家さんに学んだ難しいことは考えない初心者でも簡単に育てられるジャガイモの植え付け方法をお伝えします。
ジャガイモの植え付け時期
ジャガイモの植え付け時期です。
よく言われているのが、、ジャガイモの植え付け時期は、桜の花が咲く頃にジャガイモの萌芽するように植えるのがよいと言われています。
ジャガイモを植えてから萌芽するまでに、2週間から3週間かかると言われていますので、桜の開花予想を聞いて逆算するといそうですが、しかし、、、そんなこと面倒ですよね。
いちいち桜の開花予想をして逆算して、、、なんて。
これは、桜の花が咲くころは霜の心配がなくなるからなんですね。
ジャガイモの芽は、霜に当たるとぐったりとしてしまい、枯れてしまうので霜の被害を避けるためなんですね。
しかし、ジャガイモは結構丈夫で万が一霜に当たってしまっても新しい芽がまた出てきて育つものなんです。
なのであまり神経質になる必要はなく、関東地方の場合は2月下旬から3月中旬がジャガイモの植え付け時期です。
【ジャガイモの植え付け時期】
南関東 2月下旬~3月初旬にかけて
北関東 3月上旬から3月中旬にかけて
※遅くとも3月の中旬すぎ頃までにはジャガイモの植え付けを終わらせておきましょう。
ジャガイモの植え付け土作り
ジャガイモの植え付けの土作りです。
土作りの前にジャガイモ栽培の注意点です。
ジャガイモは連作障害があるため、一度ジャガイモを植えた場所は、少なくとも3年は間隔を開けましょう。
昨年と同じ場所にジャガイモを植え付けることはNGです。
ジャガイモは酸性の土壌を嫌います。
このため専門書などでは、ジャガイモの植え付けの土壌をPH5~6に調整しましょうなどど書かれています。
初心者にとってPH5~6と言われても???ですよね。
畑の土質がなんとなく石が多く痩せている土のようでしたらジャガイモの植え付けの2週間前に苦土石灰をまいておけば安心でしょう。
あとは、畝を作っておきます。
深さ15センチくらいの畝を掘ってジャガイモの植え付けの準備をしておきましょう。
ジャガイモの種の準備

ジャガイモの芽が密集している頂上
初心者で育てやすいジャガイモの品種は男爵、キタアカリ、メークイーンなどになります。
色々な料理に使いやすくて重宝するのは、男爵とキタアカリかと思います。
種は、ホームセンターなどで販売されているものが間違いないかと思いますが、購入するのは年明け暖かくなってからが良いでしょう。
寒い時期に購入して保存しておくと、寒さでジャガイモが凍ってしまう恐れがありますので、年明けてからの寒さが和らいでから購入しましょう。
種のジャガイモは、大きいようでしたら縦半分に切ります。
ジャガイモの芽は、頂上部分の集中するため、横半分ではなく、ジャガイモの頭を上にして縦半分に切ります。

芽の数が均等になるように縦半分にカット
あまり大きくないようなものは、切らずにそのまま植えても大丈夫です。
半分にカットしたジャガイモは草木灰を切り口に付けてます。
これは、ジャガイモの腐るのを防ぐためですね。
この草木灰はなかなか手に入らないですよね。
草木灰はなくても大丈夫です。
草木灰がない場合は、カットした切り口を天日に当て乾かします。
1日から2日は天日に当てたいところですが、時間がない場合は最低でも3時間は天日に当てましょう。
※種ジャガイモですが、毎年購入するのは結構負担に感じている私は、種ジャガイモを買うのは数年に一度です。毎年収穫したジャガイモを種として利用していますが、全然問題ありません。毎年、たくさんのジャガイモの収穫をしています。参考までに、、、。
ジャガイモの植え付け
いよいよジャガイモの植え付けです。
深さ15センチに掘った畝に30センチ間隔でジャガイモの切り口を下にして植えていきます。
この時に肥料を一緒にまきます。
ジャガイモを30センチ間隔で置いていったら、そのジャガイモとジャガイモの間に化成肥料をおおよそ30グラムづつ置いていきます。
ジャガイモと肥料は触れないように気を付けましょう。
ここがポイントなのですが、ジャガイモの種を植え付けるときに元肥として最初から肥料を与えておくことで、ジャガイモの収穫量が増えるんですよ。
ジャガイモの生育は早くて、植え付けから90日くらいで収穫時期になりますので、追肥をする時間がないんですね。
【ポイント】
〇追肥の必要をなくして最初から元肥を主体に育てていくこと
最後は土をかけてジャガイモの植え付けは終了です。
ジャガイモの植え付けの肥料
ジャガイモの植え付けの肥料は、上記で述べた通りで、植え付けと同時に元肥を主体に育てます。
この時の肥料は化成肥料です。
ジャガイモの生育は早いため、ゆっくり効果が出る有機肥料よりも効果が早い化成肥料のほうが適しているようです。
ジャガイモの植え付けと同時に、しっかりと肥料を与えておけば追肥の必要はありません。
ジャガイモの土寄せと芽かき

芽かきと土寄せを終えたジャガイモ畑
ジャガイモを植え付けが終わったら、あとの手入れは土寄せと芽かきです。
どちらもジャガイモを育てるには欠かせない作業になりますので、ポイントをよく抑えましょう。
芽かきは、ジャガイモの植え付けから芽が伸びだして10センチくらいに伸びたら、勢いのいい芽を2本から3本残して、残りはかき取ってしまいましょう。
ジャガイモの植え付けから30日くらいで芽は10センチになる目安となりますので、タイミングを逃さずに芽かきを行いましょう。
土寄せは、ジャガイモを太陽の光から守るためです。
ジャガイモが地上に露出したままにしておくと緑色に変色してしまいますので、土寄せをして太陽の光からジャガイモを守りましょう。
【ポイント】
〇芽が10センチに伸びたころ2.3本残しに芽かきをする
〇ジャガイモが地上に出ないように土寄せをする
※この二つの作業さえ終わらせてしまえば、あとは放置したままでも十分そだちます。
ジャガイモの収穫

自分で育てたジャガイモは愛おしい
いよいよ収穫です。
収穫の目安は、ジャガイモの花が終わって、葉や茎が枯れだしたら収穫です。
晴天が2.3日続いて畑がよく乾燥している日に掘り起こしましょう。
掘り起こしたジャガイモは、通気性のよい屋内の冷暗所で保存しましょう。
スペースに余裕がある場合は、掘り起こしたジャガイモをそのまま広げて上から不要になった布をかけて光に当てないように保存しておくと腐敗も少なくなります。
※ジャガイモの花がまだ咲いて、茎も葉も青々としているうちにこっそり掘って食べる新じゃがが、なんとも言えず美味しいですよ。茎や葉が枯れないうちでも、けっこう育っているものです。自分で育てるからこそ味わえる贅沢ですね。
まとめ
ジャガイモの植え付け方法について農家さんに聞いた簡単に失敗なく育てられる方法をお伝えしてきました。
農家さんによると、ジャガイモは非常に強い野菜なので植え付けさえしてしまえば、ほったらかしでも育つくらい初心者向けの野菜だということです。
ポイントさえ抑えておけば、たくさんのジャガイモの収穫が見込めます。
また、ジャガイモの栽培の一番の魅力は、何といってもジャガイモ掘りの楽しさと、早いうちから新じゃがを楽しめるところです。
これは、自分で栽培しないと楽しめないことなので、是非ジャガイモの植え付けにチャレンジしてみて下さい。
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