茨城県で蕎麦と言えば、常陸秋そばが有名です。
粗挽きの常陸秋そばを使ったおいしいお蕎麦が食べられるお店が、茨城県北部の常陸太田市の竜神大吊橋のふもとにある慈久庵です。
慈久庵の蕎麦は茨城県内を通り越して、日本一ともささやかれているほど蕎麦通の間でも人気ですが、こちら慈久庵の店主は強いこだわりを持っているため、慈久庵で蕎麦を頂くためには難を覚悟の上、臨まなくてはならないようです。
今回は、そんな慈久庵に蕎麦を食べに行かれる方のための事前調査と言うことで、茨城県の慈久庵の蕎麦の評判、口コミ、おすすめ、待ち時間などをお伝えしていきます。
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慈久庵(茨城県)の基本情報
茨城県の北部に位置する慈久庵は、竜神大吊橋のふもとの山奥にたたずんでいます。
こんな山奥でお店を出してやっていけるの?と思われるような山奥です。
慈久庵の建物がまた素晴らしく、「千と千尋の神隠し」に出てくるような趣のある建物なんですよ。
店内もまた無駄のない落ち着いた雰囲気で、蕎麦をたしなむに相応しい空間です。
住所:茨城県常陸太田市天下野2162
営業時間:11:30~14:30
定休日:水曜、木曜(祝日の場合は営業、翌日休み)
問い合わせ:TEL0294-70-6290
ここまでは、普通のお店と何も変わらない田舎の蕎麦屋さん情報ですが、この後からの評判、口コミがキモになります。
それでは行きますね!
慈久庵の評判は?
日本一とささやかれる慈久庵の蕎麦。
使用するのは店主自らが焼き畑農業で栽培し、手刈り、天日干し、石臼で自家製粉までのこだわりです。
焼き畑農業で栽培と聞いただけで、店主のこだわりが伝わってくるとともに、自然の大地と格闘している店主を想像するだけで恐れ多くなってしまうのは私だけでしょうか?
そんな店主のこだわりによって出来上がる蕎麦の評判は、まさに芸術品!と絶賛の評判です。
蕎麦は灰色、星あり、角がしっかり立った細打ち。香りは当然申し分なし。葱天ぷらというものは珍しく、美味しい。せいろ蕎麦と鴨せいろ、葱天せいろ、蕎麦とトリュフのポタージュを食しました。コースもあるので一度試したいものでです。
素晴らしいお蕎麦でした。
星がきれいで、極細です。
ものすごく上品で、香りが強く、つゆをそんなにつけないで食べるのが私は好きです。
食べてすぐは特徴をそんなに感じない、しかし食後1時間でまた食べたくなる不思議な魅力のあるお蕎麦でした。葱の天ぷらを頼もうか悩みましたが、
天ぷらを一緒に食べるのがもったいなく感じるようなお蕎麦で…次回は葱天食べてみようかな!
引用元 トリップアドバイザー
店主が自ら焼き畑農業から栽培して作り上げるこだわりの蕎麦は、高い技術で打つ細めの十割蕎麦で、風味、のど越しの良さ、また出しの効いたつゆも大変おいしいと良い評判がたくさんです。
慈久庵のこだわりの蕎麦、一度は食べてみたいですね。
慈久庵のおすすめは?
趣のある慈久庵の空間で、店主こだわりの蕎麦をたしなみたいところですが、慈久庵のおすすめも事前にチェックしておきたいですね。
どのようなメニューなのか、またお値段もチェックしておきましょう。
冷たいそば
せいろそば:1100円
ぶっかけそば:1300円
なっとうぶっかけ:1400円
山いもぶっかけ:1500円
山菜ぶっかけ:1600円
鴨せいろ:1800円
葱天せいろ:1700円
そばがき(やわらかいかきっぱなし):1500円
そば粉と黒にんにくのポタージュ:1200円
そば粉とトリュフのポタージュ:1300円
※各種そばのメニューはプラス550円で大盛可能
温かいそば
鴨なん:1800円
葱てんぷらそば:1700円
山菜そば:1600円
里山料理
自家製刺身こんにゃく:450円
わさびの茎のお浸し:550円
超珍味・岩魚のうるか:700円
温泉地熱黒にんにく:550円
超珍味・おひしょ 岩魚の卵添:600円
山菜の天ぷら慈久庵万能醤油漬:600円
奥久慈やまめ:1100円
地葱の天ぷら:600円
野草の天ぷら:850円
慈久庵コース
わさびの茎・こんにゃく・やまめ・そばがき・野草の天ぷら・せいろ・デザート
4品:3100円
5品:3950円
7品:5650円
人気は、葱天せいろや野草の天ぷらがサクサクしていておいしいと評判になっています。
特に野草の天ぷらは、山間部でしか味わえない旬の野草がいただけます。
春でしたら、すっかんぼう(イタドリ)、のびるなどの天ぷらです。
すっかんぼう?なんて聞いたこともないような植物ですね?
田舎では馴染みの野草で、春先に茎がスーッと伸びだして大きく育つもので、茎は生のまま食べることも出来ます。イタドリと呼ばれるものです。
サプリメントの原料にもなっている野草なんですよ。
滋養のある野草の天ぷら、気になりますね。
ちなみに、各種そばは大盛もプラス550円で可能ということですが、男性の方は普通盛りではもの足りないかもしれませんので、プラス550円はちょっとお高い感じですが、大盛がおすすめです。
慈久庵の口コミと待ち時間は?
入り口の看板に注目いよいよ恐るべし慈久庵の口コミと待ち時間です!
慈久庵に行きたい方は、口コミや待ち時間は必ず見ておいた方が良いです。
ここは、覚悟と忍耐が必要になりますので、口コミと待ち時間を参考に計画を立てて下さいね。
慈久庵の蕎麦は、店主が焼き畑農業の蕎麦の栽培から作り上げていることはお伝えしましたが、実はお店の切り切り盛りも店主が一人で行っているんですね。
オーダーから片付けまで全て店主一人で切り盛りをしているため、回転率がすこぶる悪いのです。
2時間待ちはざらのようで人によっては、3時間待ちもあります。
お店の入り口には、「どうぞ、時間と心にゆとりをお持ちになってお入り下さい。」の看板があるくらいですからね。(笑)
常陸太田の山あいにある有名なお蕎麦屋さんです。
開店少し前に行きましたが既に待っている人がいました。
開店後、スムーズに着席できましたがそこからが長いです。
何せ店主一人で切り盛りしているため時間がかかります。
ですが供されるお蕎麦は絶品でした。
時間と心に余裕のある方にはおすすめです。
紅葉の時期の平日12時過ぎに到着しました。オシャレな外観の建物の外には既に4名様がお待ちでした。30分ほど待っても何の動きも有りません。お手洗いをお借りする為に店内に入ると、さらに6席の待ち合いスペースがあり、奥のテーブルを見ると一回り目だとおぼしきお客様が7組座っていました。テーブルは一つの椅子5脚ですが、相席はないようです。
驚いたのは、この時点でまだ誰にも何一つ料理が出ていないということです。
来店してから1時間たち、ようやく中の待ち合いに通されました。そこで気がついたのが、お客様の誘導、注文伺い、配膳、調理、会計と何から何までご主人一人で切り盛りしている。という事です。さらに1時間経ち、ようやくテーブルに着く事ができ、注文も終了。ここまで待つと、もう後には引けません。ソバガキ、野草の天ぷら、ネギの天ぷら、盛り、かけ、お酒、ノンアルビールを注文しました。ソバガキと飲み物は10分後くらいに出てきました。ソバと天ぷらはさらに20分後に出てきました。ここまで合計2時間半です。まさに持久庵です。
私共はソバを含めてこの時間を楽しめましたが、お腹がすいている時には決して並んではいけないお店だと思います。
引用元:トリップアドバイザー
店主が一人で切り盛りをしているため、料理が出るまでにかなりの時間を要することがおわかりいただけたと思います。
待ち時間を極力抑えたい場合は、11時30分の開店と同時に行くことをお勧めします。
また、慈久庵は紅葉の名所として知られる竜神大吊橋のすぐ近くにあるため、秋の紅葉のシーズンは避けた方が無難かと思います。
シーズンオフの平日が狙い目ですね!
さらにこちらの店主のお人柄ですが、料理を出すときに無言で出されることもあります。
また、県知事が友人をお連れした際にも食事がまだ終わっていないのに、「営業時間終了です」とお告げするなど、相手は誰だろうと自分のやり方を貫き通すまっすぐなお人柄のようです。
愛嬌のある接客を期待していると肩透かしを食らいますので、店主のぶれない性格も頭に入れて慈久庵に行かれることをおすすめします。
まとめ
慈久庵の蕎麦は茨城でも人気!評判とおすすめ口コミと待ち時間は?についてお伝えしてきました。
慈久庵の蕎麦は茨城県内でも美味しいと口コミで評判のお店ですが、待ち時間は覚悟で行かれて下さい。
何もかも全て店主自らが作りだす慈久庵の蕎麦のこだわりを一日かけて堪能するのもいいですね。
茨城の慈久庵に蕎麦を食べに行く際に参考にしていただけたらと思います。
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