度々話題に上がる茨城ダッシュ。
茨城ダッシュとはどんな走りを言うのでしょうか?
また茨城ダッシュの由来はどこからきているのでしょうか?
この記事では茨城ダッシュについて意味や由来をまとめています。
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茨城ダッシュとは何?
度々メディアなどで話題に上る茨城ダッシュ。
茨城ダッシュとは何のことなのでしょうか?
茨城ダッシュとは、交差点で右折をしようとした際に赤信号で止まったとします。
その際に信号が青に変わるのを見計らって、対向車が走り出す前に右折をする運転のことを言います。
身に覚えのある方も多いのでは?
確かに、信号で右折を使用とした際に対向車の流れになかなか右折が出来ない場合は、後続の車も気になってしまうところです。
そこで、信号が青に変わったと同時に発進して対向車よりも先に進んで右折をしてしまう運転を茨城ダッシュと呼んでいます。
右折をする際の交差点の運転に於いては、この茨城ダッシュは危険行為で交通違反に該当します。
茨城ダッシュの危険運転に於いては道路交通法37条に於いて次のように定められています。
●車両等は交差点で右折する場合、当該交差点で直進または左折しようとする車両等がある時は、当該車両等の進行を妨害してはならない
この道路交通法37条に違反した場合は、減点1点、普通自動車は6000円、原付は5000円の罰金が課せられます。
茨城ダッシュの由来は?
危険運転の茨城ダッシュですが、名前の由来はどこからきているのでしょうか?
交差点で右折する際の赤信号待ちで、青に切り替わったときに対向車よりも先に右折をしようとする危険運転は茨城県で多く発生していることに危惧したのが茨城県警。
茨城県警は県内のドライバーに交差点での危険運転に注意喚起を促しました。
その際に茨城県警は、安全運転の意識付けになるようにと交差点での危険運転に「茨城ダッシュ」と名付けて、少しでも多くのドライバーに知ってもらうためにSNSで拡散を行ったとう背景がありました。
「茨城ダッシュ」は茨城県警が独自に名付けた名称です。
日本自動車連盟(JAF)が2016年6月に行った交通マナーに対するアンケートを行ったところ、「とても悪い」と答えた人の割合が、1位が香川県の80%、2位が徳島県の73.5%について茨城県は3位の67、3パーセントの人が「とても悪い」と答えています。
また数年前までは交通死亡事故の都道府県ランキングで茨城県はワーストトップの常連でした。
そのような背景もあり、茨城県警は交通事故撲滅に様々な工夫を凝らしながら啓蒙活動に励んでこられたようです。
また「茨城ダッシュ」のよううな交差点での危険運転に関しては、地方によっても様々な呼び名があります。
●長野県松本市: 松本走り
●愛媛県: 伊予の早曲がり
●山梨県: 山梨ルール
●愛知県: 名古屋走り
それぞれ地域性があって面白いですね。
まとめ
度々メディア等で話題に上がる茨城ダッシュについて意味や由来について紹介しました。
茨城ダッシュのような危険運転は交通違反となりますので、ドライバーの皆様に於かれましてはくれぐれも安全運転の心がけをお忘れなく!
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