こんにちは。
茨城の山奥でバラ作りを楽しんでいるSORAです。
今回は、バラの苗の選び方をお伝えします。
初心者のころは、ついつい自分の好み優先で苗を選んでしまい失敗もたくさんしてきました。
私のたくさんの失敗した経験から初心者でも失敗しないバラの苗の選び方のポイントをまとめてみましたのでバラの苗を選ぶ際に参考にして下さい。
バラの苗の知識
バラの苗選びの前に苗の基礎知識をお伝えしますね。
バラの苗は、12月から2月にノイバラなどの台木に接ぎ木をして作られます。
接ぎ木をしてから数か月で出荷されるものが新苗と呼ばれるものです。
接ぎ木後一年後に出回るのが大苗です。
それぞれの特徴についてお伝えします。
バラの大苗
バラの大苗は秋から2月にかけて店頭で見かけるようになります。
株元から太目の枝が3本出ていて葉っぱのない状態の苗です。
二年苗とも呼ばれ農家さんがじっくり時間をかけて育てたものなんですね。
農家さんが時間をかけて育てた苗は、植え付け後早い段階で花が楽しめるようになるので初心者は大苗が向いていると言われています。
大苗を選ぶ際には、枝の切り口が黒く枯れているのもや枝が乾いた感じのものは避けましょう。
バラの大苗の植え付けは11月から2月が適期ですよ。

植えてから1年目の大苗
バラの新苗
新苗は、冬に接ぎ木されたものが5月の連休のころから店頭で花や蕾をつけた状態で並び始めます。
新苗を選ぶ際には、株の接ぎ木口がしっかり密着していることと、葉の色が濃くツヤがあるものを選びましょう。
新苗は大苗に比べると値段もお手頃なんですが、株が小さいぶん初心者には不向きだと言われています。
私は、花や蕾が付いているので、すぐにバラを楽しめそうでついつい新苗を選んでしまいがちです。
ちなみにバラの参考書などには、新苗は植え付けた最初の時期は株を充実させるために、購入時に付いてる蕾や花を切り落とし株を大きくさせ、花を楽しむのは秋口からと書いてあります。
株を大きくさせることも大切ですが、私はバラの花を楽しむために苗を買うので、ここはあまり気にせずについてる蕾や花は切り落とさず最初から楽しんでいます。
咲き終わった花柄をすぐに摘み取れば、株への負担も軽減されると勝手に思い込んでいます。
バラの新苗の植え付けは、4月から5月が適期です。

花を咲かせた新苗
失敗しないバラの苗の選び方
バラの苗を選ぶときに、初心者のころについついやってしまいがちな一目惚れ即決。
初心者のバラの苗の選び方は、病気に強い品種を選ぶことを最優先させることが大切です。
バラの苗の選び方に悩む前に、バラ特有の病気を知ることもポイントにもなりますのでバラの苗の選び方とバラの病気についてお伝えしておきますね。
バラの苗の選び方・庭植え編
バラの病気で代表的なものが黒星病です。
黒星病は葉が落ちてしまう病気なんですね。
葉が落ちてしまうと光合成ができなくなり株が弱ってしまいます。
黒星病は雨からの原因が大きく、バラの生育期の6月は日本では梅雨による雨で黒星病が発生しやすくなる環境なんですね。
庭に植える場合のバラの苗の選び方のポイントは、黒星病耐性が強い品種を選ぶとよいでしょう。
庭植えに向いていて黒星病に強い品種はこちらです。
〇ダフネ
〇モリナール
〇スノーグース
〇アミ・ロマンティカ
以上は、庭植えで大きく育てやすく家庭向きの黒星病に強い品種の代表です。

黒星病の症状の黒い点々
バラの苗の選び方・ベランダ編
雨の心配がないベランダは黒星病に悩まされにくいですが、うどんこ病に注意する必要があります。
うどんこ病は風通しが悪かったり密集して蒸れたりすると発生しやすくなる、バラの新芽や新しい葉に白い粉をふいたような状態になって乾燥してしまうのがうどんこ病です。
ベランダでバラを育てる場合のバラの苗の選び方は、うどんこ病に強い品種を選ぶとよいですよ。
参考までにベランダで育てやすいうどんこ病に強い品種はこちらです。
〇イージー・タイム
〇ダブルノックアウト
〇リモンチェッロ
〇グレーテル
以上は、ベランダ向けに鉢植えでコンパクトに育てやすいうどんこ病に強い品種の代表です。

うどんこ病に強いダブルノックアウト
まとめ
バラの苗の選び方の基本をお伝えしてきました。
バラには丈夫な品種と繊細な品種がありその差はとても大きく、初心者は丈夫な品種を選ぶことが長くバラを楽しむためのポイントです。
バラ作りに慣れてきたら、ちょっとハードルの高そうな品種に挑戦してみるのもいいですね。
まずは初心者向けのバラの苗の選び方を参考に、丈夫なものから育ててバラ作りに慣れていきましょう。
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