こんにちは。
茨城の山奥でバラ作りを楽しんでいるSORAです。
今回は、バラの病気対策についてお伝えします。
バラ作りをしていると必ず突き当たるのがバラの病気です。
これは、初心者だけでなくプロもバラの病気対策には頭を悩ませているんですね。
バラの病気対策には、バラの代表する病気である黒星病とうどんこ病について知っておくことで予防にもつながりますので、是非知っておきましょう。
黒星病
バラの黒星病は、蕾が大きくなり始めた頃から一番花が咲き終わるころにかけて発生する病気です。
黒星病の症状
葉に黒い斑点が出来てそこから葉が徐々に黄色に変色して落葉してしまいます。
葉が落ちてしまった株は、葉からの光合成が出来なくなり、急激に株が弱ってしまうんですね。
この病気は瞬く間に広がってしまうので早め早めの対策が必要です。
黒星病の症状が出た葉を見つけたらすぐに摘み取ってしまいましょう。

黒星病の症状
黒星病の原因
黒星病の原因は雨で誘発されるそうです。
梅雨時期や秋の台風の時期は特に発生しやすくなります。
黒星病の対策
黒星病の対策は、病気になってしまった葉を摘みとること。
また地面に落ちている葉もきれいに取り除いておくことを忘れずに。
残念ながら株全体が黒星病にかかってしまった場合は、思い切って葉を全部取り除き、枝だけの状態にしてしまい殺菌剤を散布しておきます。
この時の殺菌剤は「サップロール」や「ダコニール」がよく使われています。
ちなみに私は、この黒星病はあまり気にしていません。
葉が落ちてしまってもまた新しい芽が出てくるので、あまり神経質にならずに寛大な気持ちで対応しておきましょう。
黒星病の予防
雨から誘引される黒星病の予防は、鉢植えの場合は雨の当たらない場所に移動することで予防できます。
また風通しをよくすることも予防につながりますので、余分な枝などを切っておくといいですね。
しかし、黒星病の一番の予防は実は土にあるのです。
土にたい肥が十分に入っていれば黒星病も出にくくなります。
もみ殻や米ぬか、腐葉土を十分に土に入れ込んで病気になりにくい環境を整えることが肝心かと思います。

米ぬかをまいて丈夫な土に
うどんこ病
うどんこ病は梅雨時期になると発生し真夏はお休みします。
また涼しくなった秋ごろにかけて再発する病気です。
うどんこ病の症状
新芽や若葉、茎に白い粉をまぶしたような状態になり縮れてきます。
その植物特有の病気のためバラのうどんこ病はバラだけに感染して他の植物には移りません。
うどんこ病の原因
うどんこ病は通気性が悪く蒸れたりしたとき、チッ素成分が多すぎると発症されるようです。
ちなみに、雨にはチッ素成分が多いそうですよ。
雨が多くの病気を誘引してしまうようですね。
雨には注意したいところです。
うどんこ病の対策
うどんこ病の対策は薬剤散布が一番です。
殺菌剤の「サップロール」や「ダコニール」を10日おきくらいに散布するとよいでしょう。
私が使っているのはホームセンターで1000円くらいで購入できる「サップロール」で、サップロール100ccに対して水1200ccで薄めて使っています。
またストレートで使えるスプレー式の薬剤も売られているので初心者にはオススメです。
薬剤は連続して同じ物を使うとだんだん効果がなくなることもあるので、たまに薬剤を変えることも頭に置いておくとよいですよ。

初心者に簡単!薬剤スプレー
うどんこ病の予防
うどんこ病は気温や湿度が高くなると発生しやすくなります。
なるべくか風通しを良くし、水やりは午前中のうちに済ませ午後の水やりは控えましょう。
毎日こまめに見回りをして病気の葉を摘み取ることや、落ち葉の清掃などでも予防になりますので面倒でも見回りを怠らないようにしましょう。
また黒星病と同じで土に、たい肥などを入れて土を充実させることが一番のうどんこ病の予防になります。
まとめ
バラの病気対策として黒星病とうどんこ病についてお伝えしてきました。
病気にかかってしまったのは仕方ないですし、あまり神経質にならずに薬剤に頼れるところは薬剤にお任せしましょう。
また風通しをよくしたり、毎日の見回りなど出来る範囲で予防してバラの病気対策をしていきましょう。
最大のバラの病気対策は、たい肥や米ぬかなどで土を充実させることが最大の効果のようです。
出来る範囲で対応していけばいいと思います。
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